血便・黒い便が出たら何科に行けばいい?


院長 奥 久徳
院長プロフィール
- 平成21年3月 大阪医科大学医学部医学科卒業
- 平成21年4月 市立堺病院 研修医
- 平成23年4月 大阪赤十字病院 消化器内科 入職
- 平成26年4月 関西電力病院 消化器科肝胆膵内科 入職
- 平成29年5月 芦屋おく内視鏡クリニック 開業
- 令和06年5月 大阪なんば
内科・消化器内視鏡クリニック 開業
驚く症状「血便」「黒い便」
トイレで便を見たときに「赤い血が混じっていた」「真っ黒な便が出た」となると、多くの人が驚き、不安になります。
血便や黒色便は、痔などの良性疾患から大腸がん・胃潰瘍まで、さまざまな病気で起こります。放置は危険です。
血便の色でわかる病気の違い:
①鮮やかな赤色 →S状結腸や直腸からの出血、 痔や肛門裂傷など肛門付近の出血を疑います。
②暗赤色 → 大腸の奥の方での大腸炎、ポリープや大腸がんからの出血、憩室出血などを疑います。
③黒色便(タール便) → 食道、胃や十二指腸からの出血(潰瘍・胃がん)を疑います。
色は便が腸を通過する時間と関係しており、出血部位の推定に役立ちます。
受診すべき科は?
血便や黒色便が出たら、消化器内科を受診してください。
本人は痔と思っていても、大腸がんが隠れていることは珍しくありません。(はっきり言ってかなり多いです)
必要な検査:
胃カメラ → 上部消化管の出血を確認
大腸カメラ → 下部消化管の出血源を確認
特に40歳以降で血便がある場合は、大腸カメラが必須です。
まとめ:血便や黒い便は「様子を見る」ではなく、早めに消化器内科を受診し、内視鏡検査を受けましょう。
大阪なんば内科消化器内視鏡クリニックでは、
鎮静剤で楽に受けられる内視鏡検査
女性医師常勤
土日祝も診療
当日検査対応
を提供しています。
「胸やけが続く」「便秘がひどい」「健診で異常を指摘された」など、少しでも不安があればお気軽にご相談ください。
当院では胃カメラは20歳、大腸カメラは30歳を過ぎたら一度受けることをおすすめしています。