ピロリ菌を放置するとどうなる?胃がんリスクと除菌治療
2025.09.26

院長 奥 久徳
院長プロフィール
- 平成21年3月 大阪医科大学医学部医学科卒業
- 平成21年4月 市立堺病院 研修医
- 平成23年4月 大阪赤十字病院 消化器内科 入職
- 平成26年4月 関西電力病院 消化器科肝胆膵内科 入職
- 平成29年5月 芦屋おく内視鏡クリニック 開業
- 令和06年5月 大阪なんば
内科・消化器内視鏡クリニック 開業
ピロリ菌とは?
胃の中に住みつく細菌で、日本人の50歳以上では感染率が高いといわれています。
ピロリ菌を放置すると起こる可能性のある疾患:
①慢性胃炎
②胃潰瘍・十二指腸潰瘍
③胃がん(リスクは感染していない人の数倍)
④胃MALTリンパ腫
⑤特発性血小板減少性紫斑病
⑥鉄欠乏性貧血
最近では大腸がんへの関与も指摘されています。
除菌治療:
抗菌薬2種類と胃酸を抑える薬を1週間、計14回内服することで7~9割が成功します。
成功すれば胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんのリスクは大幅に軽減されます。
除菌後も安心ではない:
除菌してもいきなり胃がんがゼロになるわけではありません。胃の萎縮性変化が改善するにつれ、リスクが軽減されていくと考えられています。
だからこそ定期的な胃カメラが必要です。
まとめ:ピロリ菌は「放置しない」「検査して除菌する」「除菌後も定期的に胃カメラ」が大切です。
大阪なんば内科消化器内視鏡クリニックでは、
鎮静剤で楽に受けられる内視鏡検査
女性医師常勤
土日祝も診療
当日検査対応
を提供しています。
「胸やけが続く」「便秘がひどい」「健診で異常を指摘された」など、少しでも不安があればお気軽にご相談ください。
当院では胃カメラは20歳、大腸カメラは30歳を過ぎたら一度受けることをおすすめしています。