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年明け疲れの原因は肝臓?肝機能を整える生活習慣と回復のポイント

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年明け疲れの原因は肝臓?肝機能を整える生活習慣と回復のポイント

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院長 奥 久徳

院長 奥 久徳

院長プロフィール

  • 平成21年3月 大阪医科大学医学部医学科卒業
  • 平成21年4月 市立堺病院 研修医
  • 平成23年4月 大阪赤十字病院 消化器内科 入職
  • 平成26年4月 関西電力病院 消化器科肝胆膵内科 入職
  • 平成29年5月 芦屋おく内視鏡クリニック 開業
  • 令和06年5月 大阪なんば
    内科・消化器内視鏡クリニック 開業

年末年始が明けてしばらく経つのに、
「なんとなく体が重い」「寝ても疲れが抜けない」「食欲がわかない」
そんな不調を感じていませんか。

その疲れは、単なる休み明けのだるさではなく、肝臓の疲労(肝疲労)が関係している可能性があります。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、自覚症状が出にくい一方で、アルコールや脂っこい食事、生活リズムの乱れといった影響を最も受けやすい臓器です。
特に年末年始は、飲みすぎ・食べすぎ・夜更かしが重なり、知らないうちに肝臓へ大きな負担がかかっています。

その結果、年明けになってから
・疲労感が抜けない
・集中力が続かない
・肌荒れや体重増加が気になる
といった「原因のはっきりしない不調」として表面化することが少なくありません。

この記事では、年明けに肝臓が疲れやすい理由と、肝機能が低下したときに現れるサイン、そして日常生活の中で実践できる肝臓を整える習慣について、医師の視点からわかりやすく解説します。

「健診で肝機能の数値を指摘されたことがある方」
「毎年、年明けになると体調を崩しやすい方」
「将来の脂肪肝や肝疾患が気になる方」

このような方は、ぜひ最後までご覧ください。


 

目次

肝臓の役割|あなたが思っている以上に多機能です

肝臓は「お酒を分解する臓器」というイメージを持たれがちですが、実際には生命維持に欠かせない多機能臓器です。
その働きは500以上あるとも言われ、体の中でも特に重要な役割を担っています。

肝臓の主な働きは、大きく分けて次の3つです。

 

解毒作用|体に入った有害物質を処理する

肝臓は、アルコール・薬・食品添加物・老廃物など、体にとって不要または有害な物質を分解し、無毒化して体外へ排出する役割を担っています。

年末年始にアルコールや外食が増えると、肝臓は休む間もなく解毒作業を続けることになります。
この状態が続くと、肝細胞が疲弊し、処理能力が低下してしまいます。

 

代謝作用|栄養をエネルギーに変える

肝臓は、食事から摂取した糖質・脂質・タンパク質を分解・合成し、体が使いやすい形に変える「代謝の中心」です。

・余った糖をグリコーゲンとして蓄える
・脂質をエネルギーとして利用する
・タンパク質から必要な物質を合成する

こうした働きが低下すると、
「疲れやすい」「太りやすい」「だるさが抜けない」といった症状が現れやすくなります。

 

胆汁の生成|脂肪の消化を助ける

肝臓では、脂肪を消化・吸収するために必要な胆汁が作られています。
胆汁は胆のうに蓄えられ、食事の際に腸へ分泌されます。

脂っこい食事が続くと胆汁の分泌量が増え、肝臓への負担も大きくなります。
その結果、脂肪肝や消化不良を招くこともあります。

 

肝臓が疲れると「全身」に影響が出る理由

肝臓は、解毒・代謝・消化・免疫調整などを同時に行っています。
そのため、肝臓の働きが落ちると、特定の臓器だけでなく全身に不調が広がるのが特徴です。

実際に肝機能が低下すると、次のような変化が起こりやすくなります。

・疲労感が抜けにくくなる
・集中力が続かない
・肌荒れやくすみが出やすくなる
・体重が増えやすくなる
・お酒が残りやすくなる

年明けの不調が「なんとなく続く」と感じる場合、こうした肝臓の働きの低下が背景にあることは少なくありません。

 

 

年明けに肝臓が疲れる原因

年末年始は、肝臓にとって一年の中でも特に負担がかかりやすい時期です。
飲食・生活リズム・ストレスが重なり、知らないうちに肝臓の処理能力を超えてしまうことが少なくありません。

ここでは、年明けに肝臓が疲れやすくなる代表的な原因を整理します。

 

年末年始に重なりやすい肝臓への負担

原因 肝臓への影響
アルコールの過剰摂取 アルコール分解で肝細胞が酷使され、脂肪肝・肝炎のリスクが高まります
高脂肪・高糖質の食事 中性脂肪が肝臓に蓄積し、脂肪肝を引き起こしやすくなります
夜更かし・生活リズムの乱れ 自律神経が乱れ、肝臓の代謝・修復サイクルが低下します
薬やサプリメントの多用 薬剤代謝で肝酵素が増え、肝機能異常の原因になります
ストレスの蓄積 活性酸素が増え、肝細胞が酸化ダメージを受けやすくなります
 

 

 

アルコールは「量」より「頻度」が問題になります

「年末年始だけだから大丈夫」と思われがちですが、
連日の飲酒が続くこと自体が肝臓にとっては大きな負担です。

肝臓はアルコールを分解する際、多くのエネルギーと酵素を消費します。
飲酒が毎日続くと、肝細胞が修復される時間がなくなり、
脂肪肝や肝機能低下へとつながっていきます。

 

食べすぎ・飲みすぎは「脂肪肝」を招きやすい

おせち料理、揚げ物、肉料理、甘いお菓子など、
年末年始の食事は脂質と糖質が多くなりがちです。

余ったエネルギーは中性脂肪として肝臓に蓄えられ、
これが脂肪肝の原因になります。

脂肪肝は自覚症状がほとんどないため、
「だるさ」だけが続き、見過ごされてしまうことも少なくありません。

 

生活リズムの乱れが回復を妨げます

夜更かしや不規則な生活が続くと、肝臓の修復が行われるはずの睡眠中の時間が短くなります。

肝臓は主に睡眠中にダメージを修復するため、睡眠不足が続くと疲労が蓄積しやすくなります。

年明けに「寝ているのに疲れが取れない」と感じる場合、肝臓の回復が追いついていない可能性があります。

 

 

肝臓が疲れているときに出るサイン

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、多少の不調でははっきりした症状が出にくい特徴があります。
そのため、肝臓が疲れていても「年明けの疲れ」「寝不足のせい」と見過ごされがちです。

しかし、体にはいくつかの小さなサインが現れます。

 

日常生活で気づきやすい変化

サイン 考えられる状態
朝起きても疲れが取れない 肝臓の代謝・解毒機能が低下している可能性
体がだるく、集中力が続かない エネルギー代謝が滞っているサイン
肌がくすむ・ニキビが増える 老廃物の処理が追いついていない状態
お酒が残りやすい アルコール分解能力の低下
食欲がわかない・胃が重い 胆汁分泌低下や消化機能の乱れ
右の肋骨の下が重い 肝臓の腫れや血流低下の可能性
尿の色が濃い 老廃物やビリルビンの排出遅延
 

 

 

健康診断の数値も重要なサインです

自覚症状が乏しい一方で、
健康診断の血液検査には肝臓の疲れがはっきり表れることがあります。

特に注意したいのが以下の項目です。

検査項目 何を示すか
AST(GOT) 肝細胞のダメージ
ALT(GPT) 肝臓そのものの炎症
γ-GTP アルコールや薬の影響
 

「数値が少し高いだけだから」と放置してしまうと、
脂肪肝や慢性肝炎が静かに進行しているケースもあります。

 

複数当てはまる場合は要注意です

これらのサインが2つ以上当てはまる場合、肝臓がすでに疲労状態に陥っている可能性があります。

特に、

・年末年始に飲酒量が増えた
・体重が増えた
・食生活が乱れている

といった条件が重なっている方は、早めに生活習慣を見直すことが大切です。

 

 

肝臓の数値(AST・ALT・γ-GTP)の見方

健康診断で「肝機能の数値が高い」と指摘されても、それぞれの項目が何を意味しているのか分からず、不安なまま放置してしまう方は少なくありません。

ここでは、肝臓の状態を把握するうえで重要なAST・ALT・γ-GTPの基本的な見方を解説します。

 

肝機能検査の代表的な3項目

検査項目 正常値の目安 主にわかること
AST(GOT) 30 U/L以下 肝細胞のダメージの程度
ALT(GPT) 30 U/L以下 肝臓そのものの炎症
γ-GTP 男性:50 U/L以下
女性:30 U/L以下
アルコール・薬・胆道系の負担

 

 

AST(GOT)が高い場合

ASTは肝臓だけでなく、心臓や筋肉にも含まれる酵素です。
そのため、単独で軽度上昇している場合は一時的な疲労や運動の影響のこともあります。

しかし、

・ALTと一緒に高い
・数年連続で上昇している

このような場合は、肝細胞が継続的に傷ついている可能性があります。

 

ALT(GPT)が高い場合は要注意です

ALTは肝臓に特異的な酵素です。
この数値が高い場合、肝臓そのものに炎症が起きていると考えられます。

主な原因としては、

・脂肪肝
・アルコール性肝障害
・ウイルス性肝炎
・薬剤性肝障害

などが挙げられます。

特にALT高値は「沈黙の進行サイン」であり、自覚症状がなくても放置すべきではありません。

 

γ-GTPが高い場合

γ-GTPは、アルコールや薬の影響を強く受ける項目です。

・お酒をよく飲む
・年末年始に飲酒量が増えた
・サプリや薬を複数使用している

こうした生活習慣があると上昇しやすくなります。

「γ-GTPだけ高い」場合でも、肝臓が休めていない状態であることを示しています。

 

数値は「単発」より「推移」が重要です

肝機能の数値は、一度だけでは判断できません。

・去年より上がっている
・下がらず横ばいが続いている

こうした経年変化が、肝臓の疲労や病気の進行を示す重要な手がかりになります。

「少し高いだけ」と軽視せず、生活改善や追加検査につなげることが大切です。

 

 

肝臓を守る生活習慣5つ

年明けの肝臓疲労は、特別な治療をしなくても
日々の生活習慣を少し整えるだけで回復が期待できる段階であることが多いです。

ここでは、今日から実践できる「肝臓を休ませ、回復させるための5つの習慣」を解説します。

 

① 週2日は「休肝日」をつくる

肝臓はアルコールを分解する際、大量のエネルギーと酵素を消費します。
毎日飲酒していると、肝細胞が修復される時間がなくなってしまいます。

・連日飲酒を避ける
・最低でも週2日は完全にお酒を飲まない

この「休肝日」を設けるだけでも、
AST・ALT・γ-GTPが改善するケースは少なくありません。

 

② 夕食は軽めに、できれば20時までに

肝臓の修復や代謝は、主に夜間の睡眠中に行われます。
夜遅くに食事をすると、消化と代謝にエネルギーを取られ、肝臓が休めません。

・脂っこい料理を控える
・量は腹八分目
・就寝2時間前までに食事を終える

年明けは「夜だけ軽め」を意識するだけでも、肝臓の負担が大きく減ります。

 

③ タンパク質とビタミンB群を意識する

肝臓は「再生力の高い臓器」です。
その再生に欠かせないのが、良質なタンパク質とビタミンB群です。

おすすめの食品は以下の通りです。

栄養素 主な食品例
タンパク質 魚、鶏むね肉、卵、豆腐、納豆
ビタミンB群 豚肉、玄米、雑穀米、枝豆

極端な食事制限は、かえって肝臓の回復を妨げます。
「食べない」のではなく、「何を食べるか」が重要です。

 

④ 水分をしっかり摂る

肝臓で処理された老廃物は、尿や胆汁として体外へ排出されます。
水分不足になると、この排出が滞り、肝臓に負担がかかります。

・水や白湯を中心に
・1日1.5〜2Lを目安に
・アルコールや甘い飲料は水分に含めない

特に飲酒後は、意識して水分補給を行いましょう。

 

⑤ 睡眠とストレスケアを軽視しない

睡眠中は、肝細胞の修復とホルモン調整が進む重要な時間です。
睡眠不足や慢性的なストレスは、肝機能低下を招きます。

・毎日6〜7時間の睡眠を確保
・就寝前のスマホや深酒を控える
・入浴や軽いストレッチでリラックス

「休むこと」も、肝臓ケアの大切な一部です。

 

 

食事で肝臓をサポートするポイント

肝臓の回復には「休ませる」だけでなく、回復に必要な栄養をきちんと補う食事が欠かせません。

年明けは食生活が乱れやすいため、ここで一度リセットする意識が重要です。

 

肝臓にやさしい食事の基本

肝臓をサポートする食事のポイントは、次の3つです。

・脂肪をため込ませない
・解毒を助ける栄養を補う
・肝細胞の再生を促す

「特別な食事療法」ではなく、
日常的に続けやすい内容を意識しましょう。

 

積極的に摂りたい食品

以下は、肝臓の働きを助ける代表的な食材です。

食品 期待できる働き
しじみ・あさり タウリンが胆汁分泌を促進し、解毒をサポートします
大豆製品(豆腐・納豆) 良質な植物性タンパク質で肝細胞の修復を助けます
ブロッコリー・小松菜 抗酸化作用で肝細胞を酸化ストレスから守ります
玄米・雑穀米 ビタミンB群が豊富で代謝を促進します
果物(みかん・キウイ) クエン酸で疲労回復を助けます

「肝臓にいい食品を一気に食べる」必要はありません。
毎日の食事に少しずつ取り入れることが大切です。

 

控えたい食品・習慣

一方で、次のような食品は肝臓に負担をかけやすくなります。

控えたいもの 理由
揚げ物・脂身の多い肉 中性脂肪が増え、脂肪肝を悪化させます
菓子パン・甘い飲料 糖質過多で肝臓に脂肪が蓄積しやすくなります
深夜の食事 肝臓の修復時間を妨げます
サプリの過剰摂取 肝臓で代謝され、逆に負担になることがあります

「肝臓にいいから」とサプリを多用する方もいますが、
実は肝機能異常の原因になるケースもあるため注意が必要です。

 

年明けにおすすめの食事イメージ

年明け疲れを感じる方には、次のような食事構成がおすすめです。

・主食:玄米または雑穀米
・主菜:焼き魚・蒸し鶏・豆腐料理
・副菜:青菜のおひたし・温野菜
・汁物:しじみの味噌汁

「質素すぎない」「胃腸にもやさしい」内容が、肝臓の回復を後押しします。

 

 

放置するとどうなる?肝臓疲労の進行段階

肝臓の疲れは、初期のうちは自覚症状がほとんどありません。
そのため「そのうち良くなるだろう」と放置されがちですが、実際には段階的に確実に進行していきます。

ここでは、肝臓疲労がどのように悪化していくのかを、順を追って解説します。

 

① 脂肪肝(初期・可逆的段階)

最も多い初期段階が脂肪肝です。
肝臓に中性脂肪がたまり、肝細胞が腫れた状態になります。

この段階では、

・自覚症状がほとんどない
・健診でAST・ALTが軽度上昇する
・だるさや食後の重さを感じることがある

といった特徴があります。

脂肪肝は、食事改善・運動・休肝日の確保によって元に戻る可能性が高い状態です。
しかし、ここで対策を取らないと次の段階へ進行します。

 

② 慢性肝炎(炎症が続く状態)

脂肪肝が長期間続くと、肝臓に慢性的な炎症が起こります。
これが慢性肝炎の状態です。

この段階では、

・AST・ALTが高値で安定する
・疲れやすさ、集中力低下を感じる
・飲酒量が少なくても数値が下がらない

といった変化が見られます。

慢性肝炎になると、
生活改善だけでは回復しにくくなるケースも増え、
定期的な血液検査や腹部エコーによる経過観察が必要になります。

 

③ 肝硬変(線維化が進んだ状態)

炎症が長期間続くと、肝臓は修復の過程で硬くなり、正常な肝細胞が減少していきます。
これが肝硬変です。

肝硬変になると、

・むくみやすい
・お腹が張る
・出血しやすくなる
・強い倦怠感が出る

など、全身に症状が現れるようになります。

この段階では、肝臓の機能を元に戻すことは難しく、進行を抑える治療が中心となります。

 

④ 肝がん(最終段階)

肝硬変を背景として発生しやすいのが肝がんです。
初期の肝がんは症状が乏しく、
定期検査でしか発見できないことが多いのが特徴です。

・腹部エコー
・腫瘍マーカー(AFP・PIVKA-II)

これらの定期的なチェックが、命を守る鍵になります。

 

早期発見が最も重要な理由

肝臓の病気は、「初期は戻せる」「進行すると戻せない」という、非常に分かりやすい特徴があります。

だるさや健診異常を感じた段階で対処すれば、将来の重い病気を防ぐことができます。

 

 

肝機能異常が疑われるときに受けるべき検査

年明けのだるさや健診での数値異常がある場合、「とりあえず様子を見る」のではなく、原因を明確にする検査が重要です。

肝臓は沈黙の臓器であり、症状だけでは状態を正確に判断できません。
そのため、血液検査と画像検査を組み合わせて評価します。

 

血液検査でわかること

まず基本となるのが血液検査です。
肝臓の炎症・解毒機能・胆汁の流れなどを数値で確認できます。

検査項目 何がわかるか 異常時に考えられる状態
AST(GOT) 肝細胞のダメージ 肝炎、脂肪肝、心筋障害
ALT(GPT) 肝臓特有の炎症 脂肪肝、慢性肝炎
γ-GTP アルコール・薬剤影響 アルコール性肝障害、胆道異常
ビリルビン 胆汁の流れ 胆石、胆道閉塞
アルブミン 肝臓の合成能力 肝機能低下、栄養不良

数値の「高さ」だけでなく、どの項目が組み合わさって異常かを見ることが大切です。

 

腹部エコー(超音波検査)の役割

血液検査だけでは、肝臓の形や脂肪の付き方まではわかりません。
そこで重要なのが腹部エコー検査です。

腹部エコーでは、

・脂肪肝の有無
・肝臓の大きさや硬さ
・腫瘍やしこりの有無
・胆のう・胆管の異常

を確認できます。

放射線被ばくがなく、痛みもないため、年1回の定期チェックにも適しています。

 

肝炎ウイルス検査も重要です

肝機能異常の原因として見逃せないのが、B型・C型肝炎ウイルス感染です。

自覚症状がないまま進行し、数十年後に肝硬変や肝がんに至るケースもあります。

・過去に輸血歴がある
・家族に肝疾患がある
・原因不明の肝機能異常が続く

こうした場合は、必ずウイルス検査を受けましょう。

 

腫瘍マーカーは「経過観察」に使います

AFPやPIVKA-IIなどの腫瘍マーカーは、肝がんのスクリーニングや経過観察に用いられます。

単独で診断するものではありませんがエコー検査と組み合わせることで、早期発見の精度が高まります

 

「軽度異常」こそ検査が必要な理由

「少し高いだけだから大丈夫」
「去年も同じだった」

こうした理由で放置されがちですが、肝機能異常は積み重なって悪化する疾患です。

数値が軽度のうちに原因を特定し、生活改善や治療につなげることで将来の重症化を防ぐことができます。

 

 

当院の検査・フォロー体制

大阪なんば内科・消化器内視鏡クリニックでは、年明けのだるさや健診で見つかった肝機能異常に対して、「原因の特定」と「生活まで含めた改善」を重視した診療を行っています。

数値だけを見て終わるのではなく、患者さま一人ひとりの生活背景まで踏まえて、肝臓に負担をかけている要因を整理します。

 

ワンストップで完結する肝機能評価

当院では、肝臓の状態を把握するための検査を同日または短期間でまとめて実施できる体制を整えています。

・血液検査による肝機能評価
・腹部エコーによる脂肪肝・腫瘍・胆のう確認
・肝炎ウイルス検査(B型・C型)
・必要に応じた腫瘍マーカー測定

 

胃腸と肝臓を同時に診る消化器専門診療

肝臓の不調は、胃腸の状態や生活習慣と密接に関係しています。
当院は消化器内科・内視鏡検査を専門としており、

・胃もたれ
・食欲不振
・腹部膨満感
・便通異常

といった症状も含めて、消化器全体を総合的に評価します。

必要に応じて、胃カメラや大腸カメラと組み合わせた検査も可能です。

 

数値改善につなげる生活指導とフォロー

肝機能異常の多くは、薬だけでなく生活習慣の見直しが重要です。

当院では、

・飲酒量の調整方法
・食事内容の具体的な改善点
・無理のない運動習慣
・睡眠とストレス管理

などを、実行しやすい形で具体的にご提案します。

一度きりの診察ではなく、数値の変化を見ながら継続的にフォローすることで、肝臓を「回復させる診療」を目指しています。

 

40代以降の定期チェックにも対応

肝臓の病気は、40代以降で進行しやすくなります。
自覚症状がなくても、

・健診で毎年数値が引っかかる
・体重が増えやすくなった
・疲れが抜けにくくなった

と感じる方は、定期的な検査がおすすめです。

大阪なんば内科・消化器内視鏡クリニックでは、「異常が出てから」ではなく、「異常になる前から」のサポートを大切にしています。

 

 

医師からのメッセージ

年明けに感じる「だるさ」や「疲れが抜けない感じ」は、単なる休み明けの気分の問題ではなく、肝臓からのサインであることが少なくありません。

肝臓は、体の中で最も働き者の臓器です。
飲酒、食事、薬、ストレスなど、日常生活のあらゆる影響を受けながら、休むことなく解毒と代謝を続けています。

しかしその一方で、肝臓は症状を出しにくい臓器でもあります。
多少疲れていても、痛みや強い不調として現れないため、「気づいたときには数値が大きく悪化していた」というケースも珍しくありません。

特に年末年始は、飲酒量の増加、食生活の乱れ、睡眠不足が重なりやすく、肝臓にとっては一年の中でも最も負担がかかる時期です。

「毎年健診で肝機能が少し高い」
「昔よりお酒が残りやすい」
「最近疲れやすくなった」

こうした変化は、加齢のせいではなく、肝臓の処理能力が低下しているサインかもしれません。

肝臓の良い点は、早い段階であれば回復力が高いことです。
生活を見直し、必要な検査を受けることで、数値も体調も改善するケースは多くあります。

「まだ大丈夫」と先延ばしにするより、「今の状態を一度確認する」ことが、将来の大きな病気を防ぐ一番の近道です。

年明けのタイミングは、肝臓をリセットし、体調を立て直す絶好の機会です。
気になる症状や健診結果があれば、早めにご相談ください。

 

まとめ

年明けに感じる疲れやだるさは、単なる休み明けの不調ではなく、年末年始の生活習慣によって肝臓に負担が蓄積した結果であることが少なくありません。

肝臓は、解毒・代謝・胆汁分泌といった重要な役割を担い、私たちの体調やエネルギー状態を陰で支えています。
しかし、自覚症状が出にくいため疲労や機能低下に気づきにくい臓器でもあります。

特に年末年始は、
・飲酒量の増加
・脂っこい食事や糖質の摂りすぎ
・睡眠不足や生活リズムの乱れ
が重なりやすく、肝臓にとって大きな負担となります。

その結果、「疲れが抜けない」「食欲が出ない」「健診で肝機能を指摘された」といった形で、年明けに不調が現れるのです。

肝臓の疲れは、早い段階であれば
・休肝日を設ける
・食事内容を見直す
・睡眠を整える
といった日常生活の改善で回復が期待できます

一方で、肝機能異常を放置すると、脂肪肝や慢性肝炎、肝硬変などへ進行する可能性もあります。

年明けは、肝臓の状態を見直し、体を立て直す良いタイミングです。
健診で数値を指摘された方や、不調が続いている方は、早めに検査を受け、原因をはっきりさせることが大切です。

肝臓を整えることは、疲れにくい体をつくり、将来の病気を防ぐ第一歩です。
この機会に、ご自身の肝臓と向き合ってみてください。

 


 

大阪なんば内科消化器内視鏡クリニックでは、

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土日祝も診療
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を提供しています。

「胸やけが続く」「便秘がひどい」「健診で異常を指摘された」など、少しでも不安があればお気軽にご相談ください。

当院では胃カメラは20歳、大腸カメラは30歳を過ぎたら一度受けることをおすすめしています。

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