急な下痢が続く…感染性腸炎と大腸がんの違い

院長 奥 久徳
院長プロフィール
- 平成21年3月 大阪医科大学医学部医学科卒業
- 平成21年4月 市立堺病院 研修医
- 平成23年4月 大阪赤十字病院 消化器内科 入職
- 平成26年4月 関西電力病院 消化器科肝胆膵内科 入職
- 平成29年5月 芦屋おく内視鏡クリニック 開業
- 令和06年5月 大阪なんば
内科・消化器内視鏡クリニック 開業
感染性腸炎とは?
「急に下痢になった」「発熱を伴っている」――こうした場合、多くは細菌やウイルスによる「感染性腸炎」です。
細菌やウイルスが腸に感染して起こる病気です。
急激な下痢や嘔吐を引き起こし、
感染性腸炎の特徴
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突然の下痢・嘔吐
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数日〜1週間で自然に改善
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食中毒の場合は家族や同席者にも症状が出る
長引く下痢で考えられる病気
「1週間以上続く下痢」は、
考えられる病気には以下があります。
①炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)
②大腸ポリープからの出血
③大腸がん
大腸がんとの違い
大腸がんは腸の粘膜に腫瘍ができ、
特に血便や体重減少を伴う下痢は「感染症ではなく、炎症性腸疾患や腫瘍性疾患のサイン」である可能性があります。
受診の目安
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①下痢が2週間以上続く
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②血便が出る
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③体重が減ってきた
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④夜間も下痢で眠れない
こうした場合は「ただの下痢」と考えず、必ず医師に相談してください。
大腸カメラで診断できること
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①粘膜の炎症の有無
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②ポリープの存在と切除
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③組織検査でのがんの診断
さらにポリープがあればその場で切除できるのも大きな利点です。
FAQ
Q. 下痢だけなら自然に治るのでは?
→ 感染性腸炎なら改善しますが、
Q. 大腸カメラは苦しいのでは?
→ 当院では鎮静剤を使用し、眠っている間に検査が終わります。
まとめ:急な下痢は多くが腸炎ですが、長引く下痢は危険なサイン。大腸カメラで原因を確認しましょう。
大阪なんば内科消化器内視鏡クリニックでは、
鎮静剤で楽に受けられる内視鏡検査
女性医師常勤
土日祝も診療
当日検査対応
を提供しています。
「胸やけが続く」「便秘がひどい」「健診で異常を指摘された」など、少しでも不安があればお気軽にご相談ください。
当院では胃カメラは20歳、大腸カメラは30歳を過ぎたら一度受けることをおすすめしています。